採掘から加工まで


採石は岩盤の割目、岩の傷を見定めことから始まります。 庵治石の丁場には石の層が東西南北に2本走っており、シキといわれる傷が山の形状に沿って斜めにあります。 この層を考慮して圧縮空気を使った削岩機で必要に応じた間隔と深さに穴を掘り火薬を詰めます。 穴の間隔や火薬の量は今も石工の豊かな経験に頼っています。
丁場で採掘した石は作業場へ運ばれます。注文に応じた形を取るために丹念に傷を調べ石を割る方向を決めます。
石、建築材などは立方体や直方体、へい平板の形に切断、切削し、磨きが必要はものは水を流しながら10種類もの砥石で磨き上げます。 手動/自動研磨機で表面を磨いていきます。
さらに細かい部分や曲面を手で磨きます。 主力は機械彫りですが、昔ながらの手彫りも行われています。
製品に破損がないか、注意深く検品を重ね荷造りします。 京阪神地方を中心に、広く、中四国、東京、名古屋、九州エリアに向けて出荷します。
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